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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

景観における邪魔なもの、色。

景観は環境!

景観における邪魔なもの。

2つめは「色」である。
   
なぜ街の中というのは
雑然としているのかというと
ひとつとして、
色が使われ過ぎる事にあると思う。
昨日の看板の話にも関わってくるのだが
看板というのは、
少しでも人の目につく事を
目的としているので
だいたいが派手な色使いである。
宣伝用の看板もそうだが
店の表看板もやたらと派手だ。
そのような派手な広告看板や
店の看板が並べば
色の数も増えてしまうし、
全体的に雑多な印象になる。
    
東京などの大都市は別として
地方にある街はだいたい
自然に囲まれている。
山、海、木々、土。
それらには既に色があるのだ。
山は藍色、海は青、
木々は新緑の季節なら黄緑、
その後深緑に変わっていく。
もちろん土は茶色である。
もっと言うと空は青、雲は白。
しかし日本の空は
いつも晴れている訳ではないので
空が曇りでグレーの時もあるから、
空の色はこの場合考慮するべきではない。
    
現状、看板の色は
真っ赤な下地に黄色い文字、とか
真っ黄色の下地に真っ黒い文字、
など視認性を高める為に
強い色同士の組み合わせが用いられる。
当然、まわりにある自然の風景の色など
全く考えられていない。
量販店の壁の色や看板なども同じである。     
中には壁一面が蛍光色の
真っ黄色に塗られた大型店もある。
    
もしこれらが、看板が、
店の壁の色や、
または自動販売機の色が
少しでも山、海、木々、土の色に
調和をするような
または同調するような色が使われているならば
雑然とした印象は
少しでも和らぐのではないだろうか。
     
現代人は服を着る時、
コーディネートのひとつはするだろう。
特に、人の目に触れるときは
なおさら意識するだろう。
その中で色はやはり重要で、
考えない人はいないと思う。
中にはパーソナルカラーという
自分の肌の色と合う色を知っていて
コーディネートに取り入れている人も多い。
    
なぜ、街は
コーディネートされないのか。
なぜ、建物を建てるとき、
看板を立てる時、
自然の色、山の藍色
海の青色、木々の緑、土の茶という
既に周りの風景が持っている色を尊重し
調和させないのか。
    
色の調和、というのは
人の精神に少なからず影響すると思うのだ。
不調和な色の中に暮らしていれば
雑多な風景の中で暮らしていれば
人の心もなんらか
不調和を生む事になるかもしれない。
人同士の関係も、
不調和になっていくかもしれない。
言いすぎなのかもしれないが
毎日目に触れる風景を
調和あるものにするに越した事は
ないと思うのだ。