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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

なぜ茶色がいいのか

景観は環境!

前回日本の街中や公園等の
「設備」について
(電灯の柱、ごみ箱、電柱、
 信号機、歩道橋等)
全国にあるこれらを
全て「茶色」に統一したらどうか、
という事を書いた。
そしてその理由を、
日本の民家に使われている色が
茶色のベースが多いから、
という事も書いた。
しかしなぜ日本の民家が茶色だから
茶色に統一した方がいいか
という事については
あまり説明できなかった。
    
なぜ日本の民家に使われている色を
ベースにしなければならないか。
もちろん同じ色を使った方が調和する、
という説明でも充分なのかもしれないが
もう少し踏み込もう。
   
例えばこれは、
女性や男性が服のコーディネートを
する時と似ている。
コーディネートにおいて大事な要素、
これはいくつかあるが
そのひとつに色がある。
服のコーディネートをする時、
ベースの色、というのが
大事になってくる。
ベースの色というのは
肌の色もあるし、髪の毛の色もある。
色のコーディネートは
濃淡のバランスで決まるのだが
濃の色については髪の毛の色
淡の色については肌の色がベースになる。
     
街のカラーコーディネートにおいても
この法則は応用できて
濃淡の色のバランスで
調和するか否かが決まると言ってよい。
街の場合、濃淡の「濃」が茶色だろう、
と私は考える。
その茶色はどこから来るか、というと
やはり、日本の民家の「濃」の
ベースカラーである茶色からであると
考える。
これは服の事で例えれば
黒髪の女性は
茶色を濃い色のベースにした服を着るより
黒の色をベースにした服を着た方が調和する
ということだ。
     
茶色い木の柱を多用している民家が
多く建っている日本では
先の「設備」に例えば
濃いむらさきや青なんかを使うよりは
同じく茶色を使った方が調和するのは
少し想像すればすぐに分かるだろう。
    
街、というがもしかしたら
東京では茶色は不似合いかもしれない。
周りが自然で囲まれている訳でもなく、
民家、というよりは
周りに建っているのはビルばかりで
ビルはだいたいグレーか白だからだ。
だから東京などでは茶色より
シルバーにした方が調和するのかもしれない。
問題は、それを地方の街にも
そのまま使ってしまう事なのだ。
地方にまで「シルバー」「白」を
多用するのは似つかわしくない。
     
都市部は「シルバー」「白」ベース、
地方の自然に囲まれている所は
「茶色」ベース
というように日本の中でも分けて、
カラーバランスは考えるべきなのだ。
    
なににしても、
ひとつひとつの「設備」にしても
前にも書いたが
建てる前に「実地に行き」
「調査する」というプロセスが必要で
この設備の場合でも同じなのだ。
手間かもしれないが、
こういった事前調査をしっかりとしてから
設備ひとつも作っていって欲しい。