読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

自販機は自分勝手に原色に塗らないで、風土と調和した色彩にすべきだ!!

景観は環境!

やはり、自動販売機は
もっと景観に責任を持つべきである。
   
自動販売機はとても便利なものだ。
旅先で喉が渇いたときには
潤してくれる有り難いものだ。
そのため、日本においては
ほとんどどこに行ってもある
と言ってよい。
それだけ必要とされているのだろう。
    
問題は、
自動販売機のその造形と色彩にある。
まずは色彩。
おおまかには飲料メーカーごとに
塗装が決まっているようで
その色はメーカーの
コーポレートカラーのようだ。
まずは真っ赤、真っ青、
真っ白地に緑など。
いずれもビビッドな原色が
販売機いっぱいに塗装されている。
たまに置いてある自販機を
管理するお店などが指定し
塗装がし直されて納品されているものも
あるようだが
ほとんどは飲料メーカーの
指定の色のままである。
その方が安く納品できるからだろう。
    
この自販機の色彩が問題になるのは
自然や歴史的建造物があるような観光地だ。
自然の色彩というのは
前にも書いたと思うが
山、木々の深緑〜黄緑、
木の幹、土の茶色、海の藍色などだ。
そして日本の歴史的建造物も
壁は確かに真っ白なものもあるが
屋根は鈍いチャコールグレー、
柱や扉など木でできているものは
茶色など、そのようなもので
構成されている。
     
こういった色彩の風景の前に
ビビッドな原色の自販機があれば
当然浮いてしまう。
せっかくの美しい造形、
色彩の自然、建造物も
台無しになるという可能性も
充分にある。
    
また、造形的にも不調和がある。
特に自然というのは曲線で
成り立っているものなのだ。
大きくは山も曲線、木全体も曲線、
葉も曲線というように
柔らかな印象の曲線が多い。
直線や、真四角、という形は
ほとんどない。
その曲線で成り立つ自然の前に
そっけないほど真四角、
直方体でできている自販機が立っているのは
色彩の問題ほどではないが、
やはり違和感があるのだ。
    
日本全国のなかでも
都市と自然環境とでは、
分けて考えるべきだろう。
自販機も、自然環境の中に立てるなら
それに調和した色彩、
造形のものを別に作るべきだろう。
    
どのようなものがいいかといえば、
色彩はやはり、
茶色やベージュのものがいいだろう。
というよりは茶色やベージュに
どの飲料メーカーのものも
統一するべきだ。
もし飲料メーカーのマークを付けたいならば
小さく表示してあげる事だ。
自販機自体を目立たせるよりも
自然の美しさを尊重するために
自販機が一歩引いてあげるべきだ。
   
そして造形。
これは思い切って
「円柱形」にしてあげたらどうだろうか。
または上から見て
オーバル(楕円形)のような形。
木の幹を連想させる様なものだ。
壁面も木の幹の様な質感で
少し凹凸を施す等
工夫を加えてもらいたい。
    
こうした自然に調和させる様な
色彩、造形のものにしたならば
自販機だけ浮いてしまうことはなく
自然の美しさも壊さずに済むだろう。
おそらくひとつだけ
こういう形の自販機を作るのは
コストがかかるのだろうが
日本の中で自然に接した土地には
皆この形のものを設置するならば
沢山必要になり、大量に量産する事になるなら
コストも問題にならないのではないだろうか。
    
飲料メーカーも、
自販機製造の会社もタイアップして
なんとか、こういった
「自然に接した土地」
「歴史的建造物のある観光地」用の
自動販売機をデザインして
もらえないだろうか。
いや、これは急務だと私は思う。
    
日曜日に
グッドデザインエキスポ2008を見て来たが
将来、自然調和型の自動販売機が作られ、
その年のグッドデザイン賞に輝くことを
私は切に願っている。