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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

荒廃した自然や都市景観が、自殺大国日本を生む

景観は環境!

日本には年間3万人の自殺者がいる。
自殺大国と言われている。
    
街の景観と人の心は密接な関係がある。
これは言いすぎなんかではない。
実証がまだなされていないだけである。
    
神奈川県のある市町村では、
市街地の道沿いに建つ街灯の色を
落ち着いた藍色に変えたら
犯罪が減ったという実例がある。
    
また、これもきちっと
実証されている訳ではないが
(研究している団体も
 きっとあるだろうと思うが)
私の見るところ、
犯罪が起こりやすい地域というのは
街の景観も荒廃しているようだ。
なかなか取り壊されないホテルや
パチンコ店の廃墟、
廃棄物が乱雑に放り込まれた
場所の存在の多さ。
     
最近の話、幸満(ゆきまろ)ちゃんの
遺体が放置された場所も
周囲には雑草も多く、
とても雑然とした土地という印象だった。
おそらくそこがとても植木も整っていて
色彩的、造形的にも調和が取れて
整っている場所であったなら
とても遺体を放置することは
できなかったろう。
    
また、某県では今年だけで
ひき逃げが1000件以上も起きている。
もちろん個人の運転技術や不注意、
気性の荒さ、また土地の狭さ、
道路や斜線が狭い事、見通しの悪さなども
あっただろうが、
私は雑然とした景観も
原因しているのではないかと思う。
どのくらいの比率で影響しているのか
定かではないけれども
少なからず雑然とした景観は
影響しているだろう。
逆にもし余計な看板も少なく、
街全体が色彩的、造形的に
調和が取れている整った環境だったならば
それほど事件も多くは
起きなかったのではないだろうか。
もちろんはっきりとした証拠はないが
誰でも、少しはそういう予測はつくだろう。
      
市街地に出れば、
雑然としている。
いたるところに多数の
原色でペイントされた看板、看板。
屋外広告の看板だけではない。
店の看板も、
テレビの実験画面かと思われるほど
ピーキーな原色ばかりを使ったものばかり。
     
疲れた心を癒そうとも、
どこにも心を癒してくれる景色は
見つからない。
しいていえば、公園ぐらい。
しかもその公園も、
どこか雑然とした印象の設備ばかり。
色彩が整えられている公園もあるが、
ハズレも多い。
そして、その周りは公園とは
全く不調和なデザインの
看板や建物が待ちかまえている。
       
また、和風料理店など
限られた種類の店を除くが
ほとんどは、
「ここはどこの国だ?」と
思わせるような
「欧米のマネ」のような
デザインの店ばかり。
隣り合う店と店は、
全く調和が取れておらず、バラバラ。
     
こういう街に住めば
「日本人」としてのアイデンティティ
簡単に見失うことができる。
   
自殺の原因には「借金苦」や
「病苦」などももちろんあるだろう。
しかし、「生きているのが虚しい」
「生きる目的を見失った」といったように    
自分が何者なのか、
どこへ向かおうとしているのか、
自分がこれから何をしたいのかということが
全く分からなくなり、
収集がつかなくなり
「生きていても仕方がない」
という結論に至ってしまい
死を選んでしまう人が
とても多いのではないだろうか。
私にも経験がある。
    
静かに心を落ち着かせ、
心の栄養を蓄える場所に乏しい
日本の街。
街を出れば雑然とした情報が
ごみ箱をひっくり返したように
不調和に並べられている日本の市街地。
密接な原因がないとは言えないだろう。
     
金融危機
食の安全。
経済の状態。
年金。
日本には解決するべき問題が沢山ある。
しかし私は日本の、
特に市街地の景観の荒廃を重要な問題として
国を挙げて調和に導くべく
取り組むべきだと考える。