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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

東京と同じような画一的な店舗が乱立するから地方がカッコ悪くなる

景観は環境!

コンビニ、スーパー、
ガソリンスタンド、
ドラッグストア、CD DVDレンタル店、
家電量販店・・・
こういったチェーン店は、
今日本全国、どこに行ってもある。
少し歩けば、または少し車で移動すれば
そこには店がある。
お陰で、私達の生活は便利になった。
まったく不便を感じなくなった。
   
しかし日本全国どこに行っても
店があるということは
日本全国どこに行っても
おんなじ景色ということでもある。
   
上に挙げたチェーン店というのは
同じ店なら、全国一律
同じ様な建築物になる。
作る側としては、
その方が効率が良いのだろう。
同じ建材をどの店舗にも使うことで
おそらくコストも抑えられるのだろう。
    
お店の建つ立地。
東京などの都市部。
都市部は植木などはあっても
ビルやアスファルトに囲まれた場所。
ビルは塗装も色々あるにはあるが
グレーを基調とした
無彩色などが多めである。
建物が多いため、直線の多い土地柄。
   
自然に囲まれた地域。
これは何度も書いているが
山の深緑、藍色、木の緑と
茶、土の茶色で構成される。
山や森などの自然は曲線で出来ており、
そういったものに囲まれた土地柄。
    
おおまかに2つに分けたが
この「都市部」と
「自然に囲まれた地域」
2種類の立地は
造形的にも、そして色彩的にも、
全く違う。
    
しかしチェーン店の建物は、
どちらかというと
都市部にフィットするような
デザインになっているようだ。
直線の造形。
色はアイキャッチのため、
ハッキリとした原色を多用したもの。
「直線」も「原色」も
自然には存在しないものだ。
こういったデザインの店舗を
自然に囲まれた地方部に建てると
どうしても不調和になる。
彩度の低い、暗めの「アースカラー
と呼ばれる色彩で
曲線で出来ている自然の中に
彩度の高い、明るくキバツな原色、
しかも直線ばかりで出来た
店舗が入ってくる。
不調和なはずである。
はっきり「不格好」といっても
いいくらいである。
   
おそらく建物の設計を都市の中、
机上で行っているからであろう。
都市部に合うようなデザインに
仕上がってしまうのは
仕方がないのだろうか。
    
どういうわけか日本では、
「都市」はカッコイイ、
「地方」はカッコワルイ、
といった見方が無意識に
なされているようである。
特に若い人達はこう思いがちである。
「地方」というと、
コンプレックスさえ
感じることもあるようだ。
     
私はこの、都市がカッコイイ、
地方がカッコワルイ、
この認識を作った原因の一つに
チェーン店などの建物の
画一化があると思う。
都市部の造形色彩、
自然の多い地方の造形色彩を無視し、
まったく同じ様な造形色彩の建物を
全国に建ててしまったため、
都市部では恰好がついても、
もともと自然の多い地方には
不調和をきたすだけだった。
そして余計に
「地方がカッコ悪くなってしまった」
のだと思う。
    
地方が魅力ある土地になるには
どうしたらいいか。
それは次回。