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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

店舗デザインは日本の風土の造形、色彩とコーディネートすべし

景観は環境!

地方、というのは東京などの都市とは違い
自然に囲まれている。
   
よく
「手つかずの美しい自然」
などと言われる。
これっていうのは、つまり
「手を入れると
 美しくなくなってしまう」
と取れる。
しかし、「手を入れる」と
美しくなくなるのは
「手の入れ方」が悪いからに
他ならないのだ。
    
自然の中に、それとはそぐわない
都会的無機質な建物を
のべつ幕無く建ててしまう。
これは間違いなく
「間違った手の入れ方」であり、
自然は美しくなくなってしまう。
   
そうではない。
自然はもともとは、
造形的、色彩的にも美しいのだ。
その「自然独特の美しさ」と
「コーディネート」をすれば良いのだ。
女性が自分に似合う洋服を、
例えばスカートとシャツとジャケットを
コーディネートするように。
   
このコーディネートを行う場合、
まず自然の造形色彩は変えられない。
そのことを念頭に置こう。
その自然の中に建てる建物を
自然の造形や色彩に
合わせなければいけない。
    
そこでもう一度。
自然とはどのような色彩、造形か。

まず色彩。
これは何度も書いている。
山、近景は深緑、遠景は藍色
樹木、深緑などの緑、幹の濃い茶色。
土、茶色。海、藍色
(原色の青ではないぞ、要注意)。
空も自然に含まれるものだが、
空というのは天候が変わるので
晴の水色の時もあるが、
曇りや雨の時のグレーの時もある。
だから、空の色に合わせるのはNGだ!
これらの色の特徴は低い彩度、低めの明度。
トーンでいえば渋い色の領域、ダルトーン。
いわゆる名の通り「アースカラー」である。
     
次に自然の造形。
これは「曲線」だ。

自然、というのは不思議な事に、
ほとんどのものが曲線でできている。
ただひとつ、地平線を除いては。
山もとても険しいものを除けば、
ほとんどがなだらかな曲線。
樹木。
これも葉に覆われた全体の形を見ると、
楕円形。曲線。
海岸線も、
直線と見る事もできるが、
緩やかに曲線を描いている。
日本は特に山がちの国なので、
曲線の率が高い。
(上から見た日本地図も、曲線ばかりだ)
    
まとめると、
自然というのは渋いダルトーンの色で、
曲線でできている。
自然と「コーディネート」するなら
自然の造形、色彩に調和した建物を
建てれば良い。
自然の中に建物を建てるなら、
自然の中に建物を建てても、
自然も建物もお互いが引き立て合って
その景観が風情ある魅力的なものとして
映るようにするなら、
その建物は「渋めの色彩」で
「曲線でできた」建物を建てれば良い!
    
このことにより、
彩度も明度も極度に高く、
直線の連続でできている
まるで工場のような無機質で派手な建物は、
現行建てられているようなコンビニ、
ガソリンスタンド、家電量販店、
スーパー、ドラッグストア、レンタル店は
絶対にNGだ、ということが分かる。
     
こういった、各地に展開するチェーン店は
日本の風土に合った、
「渋い色彩」で「曲線で構成された」建築を
どの業種も考えてほしい。
そして日本には伝統的な造形、色彩美がある。
やはりこういった伝統的な日本の美術は
風土に合ったものだ。
東京などの大都市を除いてのことだが、
日本には、特に自然の多い土地には、
やはり「和」の造形、色彩美が似合う。
    
日本に古くからある風情のある
「造形美」「色彩美」、
そして自然に合う「渋い色彩」「曲線」
これらを基本要素とし
これからの日本における店舗デザインを
していって欲しい。