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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

国挙げて、日本の建造物の外観の塗装色を規制せよ

景観は環境!

国挙げての着手その2は、
塗装色の規制である。
これも国の法律で定めるべきだ。
「えーー!?
 色まで法律で定めちゃうわけ!?」
と思うだろう。
   
しかし、景観において優れている国では
法律で色を定め、規制している。
日本でも都道府県や市町村で
「色の規制」が導入されつつある。
しかしもうこれは、
国で規制しなければだめだと思う。
そこまで、日本の景観の損壊は進んでいる。
その景観損壊を食い止め、
洗練された景色にしていくには
そのくらいしなくてはだめなのだ。
まあ、今世界同時不況、
相次ぐ派遣切り、内定取消など
「景観なんて
 そんな悠長なこと言ってらんない状況」
ではある。
しかしその景気対策の脇ででも
すこーしずつでもいいから
国で進めていってほしい。
    
どう色を規制するか。
    
こう決めるのだ。
「道路等標識を超える
 彩度の高い色を禁ずる」。
つまり原則的に
「道路標識以外、
 原色は使ってはダメ」ということ。
    
あんまりにも多すぎる。
某家電量販店は
「○○○イエロー」という
ひっっじょーに彩度の高い原色を
壁一面に塗る。
またその店舗が全国に広がっている。
全国一律壁一面あの色。
これだけでもいいかげんにしろ!
であるが、
そのような建物は、
この家電量販店だけではない。
大手チェーン店でも多いし、
個人で経営している店やアパート、
雑居ビル(雑居でなくても)
挙げりゃ、キリがない。
とにかく全国どこでも
そういう建物にお目にかかる。
ちょっとテレビで都心の、
地方の映像が出てくれば
必ずそういう建物が
画面の中に入ってくる。
私は全国全県旅した訳ではないが、
そういうテレビ映像を見るに
「ああ、日本って
 どこもおんなじような感じなのね」
というのが私の印象だ。
    
原色の建物で、まず多いのは真っ黄色。
そして真っ青。
真っ黄緑も多いね。
あとけっこう多いのが真っピンク。
こないだ私の家の近くでも
この真っピンクの建物の
ヘアサロンが開店した。
私は気が狂いそうになった。
    
看板もしかり。
まったくこの日本という国は
(いや、テレビ見てると
 他のアジアもけっこうスゴイけど)
看板と言えば
原色の黄色



白(真っ白)

の、オンパレード。
オマエ他の色知らんのか!?
と言ってやりたくなる。
実情は、この色の組み合わせが
一番「視認性が高い」という事で
わざと原色をぶつけてきている
いわば「確信犯」なのだが。
     
原色がダメな理由は私が
何回もここで書いている。
日本の風土、
自然の色彩と調和しないこと。
(つまり山、木の深緑、
 土の茶色、彩度は低めの自然の色彩)

そしてもうひとつ、
「標識と見まがう」こと。
標識は「すぐに目につく」ように、
原色が使われている。

禁止の意味の赤。
(進入禁止、一時停止など)

注意の意味の黄色。
(落石注意、警笛ならせなど)

案内標識の青。

高速道路の案内の緑。

しかし日本では
これらの色に非常に近い彩度、
もっというと標識よりも
目についてしまうような色の
看板がひじょーーに多い。
     
また、日本古来の色彩に
ついてからも言える。
確かに、鮮やかな原色も
日本では昔から使われてきた。
とても鮮やかな色のあでやかな晴れ着。
そして神社の鳥居は鮮やかな朱色、
また、神社の塔などは
これも朱色に塗装され
内部の壁などの文様も原色の
赤、緑、青、白といった色の組み合わせの
とても鮮やかな装飾がなされている。
     
しかしこういった鮮やかな色彩は
建物ではごく一部に使われていたもの
日本におけるほとんどの建物は
彩度の低い、微妙な色彩が使われていた。
(だからこそ、この神社や鳥居などの
 鮮やかな朱色が引き立った。)
建物以外でも日本では
彩度の低い色が
(今では単なる「クライ色」
 とされてしまうような色が)
とても絶妙に組み合わさった
色彩美があった。
またそういった色彩美はそのまま
日本の自然の色にもとてもよく似合い
色彩的には日本全体が
とても調和が取れていた。
    
それがどうだ今は。
欧米化が進みに進み
「欧米っぽけりゃ」
もっというと「アメリカ風なら」
カッコイイという
そういう時代が到来してしまった。
さすがに今はいろいろな
欧風が入って来ているので
(カフェとかパリとか北欧デザインとか)
アメリカだけが
カッコイイという感じではなくなったが
しかし建物の、特に外観に関しては
もっというと「店舗デザイン」に関しては
「いまだに」アメリカ風を引きずっている。
今出回っている(っていう言葉はヘンかな)
大手チェーン店の外観、
そして外観の原色ばっかりの色彩は
アメリカ、特にロサンゼルスなどにある
建物の外観、そして街並みの様子に
ソックリである。
   
あのー、ここは日本なんですけど。
海岸には続く白い砂浜、ヤシの木が並び
雨はほとんど降らず、いつも空は青...
そういう所じゃないんですよ日本は。
日本はまず山がちであるということ
日本の土地には日本家屋や寺や神社
その他の歴史的建造物などがあるんですけどねー。
まったく無視ですかね?
(→店舗デザイナーの皆さん)
    
とにかく日本らしい色を
使っていかなくてはいけない。
そして微妙な中間色を駆使した色彩美。
これを建物の色彩にも応用し、
日本らしい洗練された色彩美を持つ
街の外観にしなければいけないと思うのだ。
それにはもう、
視認性ばっかりの原色とは
おさらばするべきだ。
アメリカに始まる欧米の
店舗デザイン、建築デザインを
猿真似するのはもうやめるべきだ。
そのためにも色彩の国挙げての規制。
これをしなくてはいけない。