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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

青にもいろいろある。日本人に似合う青を考える

日本のファッション

前回書いたように
サッカー日本代表のカラーは青。
ジャパンブルー、と呼ばれる、
とても鮮やかな青。
まあ、こういうスポーツで
使われる色というのは
インパクトが命みたいな
ところがあるので、原色が多い。
    
そうでなくても、
日本人は青が好きだそうだ。
どこかの統計で見た覚えがある。
日本だけでなく、
他の国でもかなり多くの国が
「青が好き」人口が高いらしい。
冷静、落ち着きを
司る色だからなのか、
現代のストレス社会に生きる人達が
青色の「落ち着き」を
求めるからなのか、
よくは分からない。
    
前回青については
「日本人には似合わない」一言で
片付けてしまった。
せっかく日本人は青が好きなのに
そっけないような気がしたので
きちんと青について書いてみたい。
    
前に「日本人には似合わない」
と書いたのは
道路標識に使われる様な
いわゆる「青といえばこの青」
というような原色の青や、
ブルージーンズについて
似合わないとした。
    
他の色と同じように、
青も本当に幅広い。
だから同じ青でも
日本人に似合う青も存在する。
たしかに緑に比べては
似合う色数は限られるかもしれないが。
     
青といえば、
先程挙げた標識に使われる原色の青。
空色。
染め物の、または
洗いをかけていないジーンズなどの藍色
たくさんある。
   
そして紺色。
紺色は、
日本人はとても好きなようだ。
これもベーシックカラーとして
黒、ベージュ、グレーのように
洋服のカラーバリエーションに
必ず含まれる色だ。
そう、日本に昔からある紺色は
その種類もたくさんある。
純粋な紺色はもちろん、
緑に少し近い鉄紺
瑠璃紺、紫に近い茄子紺なすこん
(紫紺、しこん、とも)。
     
好まれているだけあってか
紺色は日本人の肌の色に合う。
それは、紺色は、
原色の青に比べて格段に彩度が低く、
ちょっと茶色に近い。
真っ青やコバルトブルーのように
黄味の強い日本人の肌と合わせて
ハレーションを起こしたりする事なく、
その茶色味(彩度の低さ)のおかげで、
黄色人種の肌の色に馴染み、
調和するのである。
    
日本人の肌に似合う青。
これは紺に代表されるように、
また他の色とも共通するのだが
少し黄色味、茶色味を帯びた、
やわらかい、落ち着いた青色。
このような色が似合うだろう。
今一般的に使われている色名では
「紺色」「藍色」ぐらいしかないが
日本の伝統色には、
日本人の肌に合う様な青がたくさんある。
「水浅葱(みずあさぎ)色」
「御納戸(おなんど)色」
瓶覗(かめのぞき)色」
「千草(ちくさ)色」
「熨斗目花(のしめはな)色」などは
いずれも色によっては
少し緑に近い(黄色味をおびた)、
やわらかく、深く、落ち着いた青色で、
日本人の肌によく似合う色だ。
私が似合わない、
と言ったブルージーンズも、
あまりウォッシュをかけていない
状態の藍色の状態なら
日本人の肌に合うだろうと思う。
     
逆に似合わない青。
コバルトブルー、
シアン、
ターコイズブルー
原色の青などは
彩度が非常に高く、
黄味の多い日本人の肌の色には
ぶつかってしまい、似合わない。
そのような色の服を着ると
どうなるかというと
やはり肌色が悪く見えて
「疲れて」見える。
また、一時期
ダンガリーシャツなどが流行ったが、
薄い青
(ペールトーンやライトトーンのブルー)も
特に「秋タイプ」の
肌の色が濃いめの
黄味の強い肌の人が着ると
その薄い青だけが
浮いて見えてしまって、不調和になる。
これもやはり肌の色が
健康的に見えず
疲れて見える原因になる。
薄い青を着たいなら、
少しベージュが入っている
ソフトな色をおすすめする。
     
例外的に、
彩度の高めのコバルトブルー、
原色青、ターコイズブルー
が似合う人は、
まず、
顔のパーツがはっきりしていて
目が大きく、
目の色が真っ黒という位に黒い人。
そして、肌の赤みの色が
ピンクや赤紫色に近い色の人。
こういったタイプは
「冬」タイプと呼ばれ、
「青が一番の得意色」としている。
日本人の基本的な肌の色で
冬タイプという人は少ないが、
顔のパーツの大きさ、
目の色のコントラストの強さ、
肌の赤みがピンクや赤紫、
ということから
「冬タイプ」も併せ持っている人はいる。
こういった人なら、
強い青もおすすめだ。
コバルトブルーのシャツや
ワンピースもいいだろう。
今、薄型テレビのCMで
小雪さんがとても鮮やかな
青のワンピースを着ていて
とてもよく似合っている。
これは小雪さんの顔のパーツが
他の人に比べて大きく、
はっきりとしていて
黒目と白目のコントラストが強い
「冬タイプ」にかなり近い
タイプだからだと思う。
だからとてもよく似合っていて、
調和して美しく見えるのだ。
あの青色のワンピースは
誰もが着られる色ではない。
    
「冬」以外の人で、
強い青を使いたいのであれば
例えばスカーフ、ストールなどの
ポイント使い、
下半身だけ
(スカートだけ、靴だけとか)に使うなど
分量を限って使った方がいい。
     
日本に昔からある紺色は
日本人には優しいが、
やはり、純粋な(人工的な)
青色というのは
日本人には難しいようだ。