読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

シャープでやさしい、日本人の目

日本のファッション

こないだ(だいぶ前かな)日本人の魅力の一つとして
「シャープ」を挙げ、
そんで、前回は
「やさしい」をテーマに書いた。
    
「シャープ」
「やさしい」
一見矛盾している要素のように感じられる。
    
特に前「シャープ」と書いたその理由は
日本人の目。
今回は、日本人の目について書いてみようと思う。
(私の超個人的な意見だが)
    
日本人の目が「シャープ」と書いたのは
やはりその目の形。
全ての人が同じ形とは限らないが
欧米人に比べて細いことにある。
細くて切れ長、というのが
日本人の目の一般的な特徴だと思う。
その形が「キリッ」とした印象を与える。
    
だけどそれだけではなさそうなのだ。
やっぱり、どこか「やさしい」。
     
欧米人の目の表情というのは強いようだ。
「アイコンタクト」が基本で
人と話す時には相手の目をきちんと見る。
いや、きちんと見るどころではなくて
かなりしっかり見る。じーっと見たりする。
基本、「ガン見」だ。視線が強い。
「ガン見」といえば
ジョイマンの「はしのえみ、ガン見♪」を
思い出してしまうが、それはさておき。
     
対して日本人は「アイコンタクト」の習慣はない。
話す時相手の方は見るが目をじっと見たりはせず
目の少し下を見て話したりする。
「あまりジロジロ見ると失礼」という感覚を持つ。
強い視線を「ガン見」とか「ジロジロ」と言ったりするのは
それに対してマイナスイメージを持っているからだろう。
そのためか、
欧米人に比べて、その視線はどこかやさしい。
「柔和」といったらいいだろうか。
   
日本人の目は
造形的には「シャープ」、
視線そのものの強さからは「やさしい」
「シャープ」なんだけど「やさしい」でもある。
日本人の目というのは、不思議にも
一見矛盾するその両方を兼ね備えているようなのだ。
     
強く主張をするわけでもなく、
一見弱そうにも見える。
キリッとしているのだけど、どこかやさしい。
それが、なんともいえない「深み」となっているようなのだ。
    
私は何となく、やはり「仏様」を思い浮かべてしまう。
「えー、日本人の目が仏様なんて、
 私の目が仏様なんて、やだー、キモイー」と
思ってしまっただろうか。
私も小さい頃初めて仏像の目を見た時は
「なに、薄ら笑い浮かべてて、気持ち悪い」と思ったものだ。
しかし、年齢を重ねるとその奥深さに気づく。
柔らかさ、シャープさ、慈悲深さ、やさしさ、
そのようなものが織り混ざった感じといったら
よいだろうか。
日本人の目の表情もやはりそれに似ている感じがする。
いろいろな要素が重なった、深さを持っている気がする。
その独特な雰囲気は、日本人独特の魅力と言って
良いのではないだろうか。
     
目というのは人の外見的な要素の中でもとても重要な要素で
その表情一つでその人全体の雰囲気が決まってしまうほどだ。
日本人の独特の深みのある目の表情。
服を身にまとうとき、
日本人はその目の深みのある魅力を引き出すような
スタイルを色彩やデザインで考えていったら良いだろう。
それが日本人が日本人らしく魅力的になる一つの鍵に
なっていくだろう。