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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

鉄橋、橋の色に空色を使うな

景観は環境!

鉄橋、橋の色に空色を使うな!
しかもやたら鮮やか、彩度が高い。
浮いちゃって、浮いちゃって、
しょうがないじゃないか!!
    
鉄橋や橋などの色を決めるとき、
その周囲の色を数色、
サンプリングする。
川に掛かる橋などは
河川敷の草の色、
空の色、道路の色、などを
色票と照らし合わせながら
取っていくそうだ。
そうやって取られた
色の中から選べば
周囲とも色的に調和するだろう、
という目的だ。
    
だからってねえ、
空っていうのは
ないんじゃないの?
晴天、ピーカンの日、
確かに空の色というのは
とても青々として
鮮やかできれいな色である。
しかし、同じ晴の日でも
そこまで鮮やかでない日もある。
春などは霞がかったりして、
とてもうすい空色になる。
また、曇り、雨の日などは
空色にはもちろんならない。
どちらかというと、
灰色である。
空の色、というのは日によって
「変わる」わけである。
そんな変わりやすいものの
色をサンプリングしたって
意味がないのだ。
確かにその日はピーカンで
鮮やかな空だったかもしらんけど。
     
曇りや雨の日に、
へんに青々とした色で塗られた
歩道橋や鉄橋を見て
あまりの周囲との色の不調和に
イライラしてしまう。
「誰だ、こんな合わない色を
 選んだやつはー!」と思う。
     
ならどんな色がいいか。
まず歩道橋。
これは前から言っている様に、
焦げ茶にした方がいいと思う。
信号機、街灯、電柱、といった柱、
ガードレールを焦げ茶とした
方が良い、ということは
前にも書いた。
これらが焦げ茶で統一された所で、
歩道橋も同じ焦げ茶にするのだ。
色数を限る事で、統一感、
まとまりが生み出される。
ただでさえ、色々な色の
看板などで溢れた
ごちゃごちゃした街に
落ち着きを与えることができる。
     
焦げ茶は濃過ぎる、
もっと薄い色にしたい
というのなら、
焦げ茶と、色相、鮮やかさ
(彩度)を同じくし、
幾分薄い、
カーキ色のような色、
深めのベージュ色
和名でいえば
「黄土色(おうどいろ)」
「白茶(しらちゃ)」
少し薄くて
「砥粉色(とのこいろ)」
あたりがいいだろう。
     
そして川に掛かる鉄橋。
これは、空なんかの
色を取るのではなく、
河川敷の草の色を
取るのでもなく、
川の水の色を取った方がいい。
なぜなら一番橋と接した色で、
一番馴染むから。
川の水の色。
どのような色を
しているかというと、
いわゆる水色ではない。
深い藍色をしている。
色相は青で、明度は低め、
彩度も低め。
トーンでいうと、
グレイッシュトーン
あたりがいいだろう。
和名でいうと
藍色
「御納戸色(おなんどいろ)」
「錆御納戸(さびおなんど)」
「鉄御納戸(てつおなんど)」
「熨斗目花色(のしめはないろ)」
などがいいだろう。
    
高架橋の色。
これもほんと水色多いけど、
即塗り替えて欲しい。
これはアスファルト
グレーに面しているので
グレーの色をそのまま
採用した方がいい。
なぜなら、これも
一番近くに接しているから。
変に色数を増やすべきではない。
「色を加えて、変化をもたらす」
とかよく言うけれども
不調和を作ってるだけだからね。
藍色も、黄緑色も、ダメダメ!
これらの色、よくあるが、
不調和にしか見えない。
     
よく鉄橋などの色というと、
へんに明るめの色が多いのだが
浮きまくりで不調和。
はっきり言って
不快感を感じる。
明るくない、暗め、深め、
渋めの色の方が
橋だけが浮かず、
風景に落ち着きを与えるので
そちらの方が断然良いと思う。
また、同じ藍色でも、
やたら彩度が高かったりするのは
なんとかして欲しい。
そうではない。
「これじゃ地味なんじゃないの?』
と思える色ぐらいで
本当はちょうど良かったりする。
     
風景には「軽さ」よりも
「落ち着き」を与えた方がいい。
上にも書いたが、
ただでさえ、色数氾濫、
荒れているのである。
橋や歩道橋ぐらい、
落ち着いた色でないと。
そしてもっと、
日本の風景を
「オトナの風景」に
した方がいい。
今の橋の色使い
(水色、黄緑色、クリーム色)
というのは、
どうも幼稚に感じる。
     
橋の色に携わる人は、
必ず欧州の、風光明媚、
絶景と言われる観光地に赴いて
そこで使われている
景観アイテムの浮かない、
落ち着いた色使いを
研究して欲しい。