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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

「ようこそ○○市」とかの看板がダサすぎる件

景観は環境!

「交通安全のまち○○」
「○○(地名)から暴力団を追い出そう!!」
「ようこそ○○へ!」
「気をつけてお帰り下さい ○○市」
    
こんな看板が多い。
観光などでどこへ行ってもこういった
長い縦型の看板がやたら目につく。
その看板、そこの土地の風景に調和していて
美しいものならまだいい。
ほとんどが、全く調和していない。
はっきり言って、ダサイ。ダサすぎる。
       
目立ちゃーいいと思って、白地に黒い極太ゴシック体。
もっとひどいのは、原色黄色地に、黒極太ゴシック体とか。
黄色に黒っていうのは、誘目性だか視認性だか
よく目に留まって見やすいという、ただそれだけのため。
また、交通安全系の標語なんかのは、
「安全」「平和」を司る緑を使った、
白地に緑(しかも極彩色の緑)、
字体はやっぱり太ゴシック体。
     
「ようこそ○○へ!」という看板もヒドイ。
これも白地に真っ赤な文字とかね。
字体もゴシック系。
これが風情ある温泉地などの入り口に
でーんと構えていたりするから、ホントにタチが悪い。
      
交通安全の標識から。
だいたい、必要なのかね?
運転している身にもなって欲しい。
こういった看板がいちいち目につく訳だ。
悪いけど、こういう目にうるさい看板なんて立てないでいてくれた方が
よっぽど運転しやすいし、事故も起こりにくいだろう。
看板があるせいで、見通しが悪かったりすれば、
本当に本当に本末転倒である。
いちいちそんな標語を出されなくても
安全運転するって。
だいたい安全運転しない人は、
そんな標語見た所で言う事聞かないだろう。
    
暴力団追放も。
看板を掲げた所で、具体的にどのように働いて
その街に暴力団がいなくなるのか、疑問だ。
     
温泉地やその他観光地の入り口の「ようこそ○○へ」。
歓迎と書かれて、嬉しくない訳ではない。
しかし、これがその町の「門」であるならば、
もうちょっと、体裁良く、というか
周囲と調和し、美しいものであった方がいいのではないか?
きれいに整えられた「ようこそ」もなくはない。
しかし、本当にテキトーとしか見えないデザイン
ただ目立てばいい、というデザインのものも多いようだが
どうだろう?
    
今や、日本人はほとんど
洋服を着る際、コーディネートをする。
どのような色と色、形と形を合わせたら体裁良くなるか。
どのような色の、形の靴を合わせたらいいだろうか。
ほとんどの人が考えている時代だ。
しかし、風景の中のこういった景観アイテムに関しては
全くと言っていい程考えられていない場所も多い。
とても考えられている場所もあるけれども、
だからこそというか、二極化しているむきもある。
     
とにかく「交通安全」や「暴力団追放」などという類の看板は
景観の汚点になるだけで逆効果だ。
街の雑然を作り出すだけで、
その景色の雑然が、さらなる事故や事件を引き起こすのだ。
風景が雑然としている殺風景な街では犯罪が起こりやすい気がする
というのは前の記事に書いた。
中途半端な看板などない方が、整然として
街に秩序が生まれ、調和が生まれ、
そこに住まう人の気持ちも調和し、落ち着くものだろう。
     
では「ようこそ」はどうすればいいか。
例えば温泉地の場合。
もう少し、色の主張を控えるべきであり、
大きさも控えるべきであろう。
温泉地というのは、日本らしい風景の広がる場所が多いから、
日本風に作るべきだ。
まず文字は漢字やひらがなが美しく見える明朝体などにした方がいい。
そして、その色。
自然が多い地域であるだろうから、
木、茶色をベースにした方がいいだろう。
真っ白、なんてもってのほかである。
なにか装飾を施すとしたら、和のモチーフが当然いいだろう。
    
とにもかくにも
「ようこそ」はその観光地の門なのであるから
その街の風情をもちろん自然と調和した形であるが
演出しなければいけない。
癒しを与える温泉地ならそれらしく
日本人の心の故郷とうたいたいのであれば、それらしく
演出しなければ、台無しである。
自然との調和+その場所の雰囲気の演出、が大事だ。
      
市町村でその看板を建てるなら、
その看板は当然、税金から出来たもの。
     
余計な看板など建てず、
その税金を、もっと暮らし向きに困った住民のために
使うべきだ。