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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

コーポレートカラーに原色を使うな

景観は環境!

企業は
コーポレートマークに対し
「願掛け」
のような感じで
とても大事に
しているようだ。

コーポレートマークの
デザインはもちろん
そのカラーについても
重要視しているようで
例えば店舗などを
構えているとするならば
その店舗を
コーポレートカラーを中心に
カラーコーディネート
しようだとか
外観はもちろん
インテリアや
社員の制服にまで
配慮したりする場合もある。
    
それほどまでに
重要視しているようだが
そのこころは
「自分たちの店が
 んだけ栄えるか」
というところだろう。
ハッキリ言ってしまえば、
「自分達だけ儲かりゃ、
 それでいい」
ってとこ、正直あるよね。
ぶっちゃけ。
    
そのコーポレートカラー、
原色ばっかり。
赤、黄、青、緑。
ほとんどこれに
おさまるんではないか。
東京の駅前通りなどは
各店舗の看板が連なっていて
それは建物の
1階はもちろん
建物の2階以上にも
店舗があったりすると
突き出た看板も必要になって
その看板ひとつひとつも
皆違う色
だったりするので
もうそりゃあ
色で溢れかえっているのだが
だいたいが、上の4色。
「あんたらは信号機か」
という感じだ。
     
上に「願掛け」
と書いたが
赤、黄、青、緑、各色は
どれも性格があり、
ほとんど
意味付けされていて
その認知も
一般的になってきている。

赤は
情熱、活気、太陽、火

黄は
明るさ、賑やかさ、朗らかさ

青は
冷静、落ち着き、海、水

緑は
平和、森林、自然、

とか、とか。

こういった
色のイメージを
企業イメージにあてはめて
コーポレートカラーを
設定しているのでは
ないかと思う。
    
そしてそのほとんどが
高い彩度を持つ原色だ。
これは看板が
いっぱいある街の風景が
ほとんど原色で占められている、
上に書いた通りだ。
    
なぜ
原色なのかと言えば、
やはりひとつには
「わかりやすい」
ということ。
そして
「強さ」
ではないかと思う。
やはり
「強く」なきゃ、
企業、生き残れない。
少しでも生き残りたい。
強い色、である
赤を企業色に設定して
社の生き残りを図るべく
願掛ける、なんてのは
よくあることではないだろうか。
     
でも、これらの魂胆は
「自分達のことばっかり」。
自分達さえ良ければいいのだ。

企業にもよるけど、
看板ハデハデ、
原色のコーポレートカラー掲げている
企業というのは
だいたい
自分達の事しか考えてない。
自分達がいかに目立つか。
自分達がいかに儲かるか。
そればっっかり。
     
もううんざり。
消費者には分かります。
自分達だけ潤えばいいと
思っている企業と
そうでなく
周りの事も考える事の
できる企業の違い位。
     
そりゃ
社員を食べさせていくのには
企業が拡大していかなくては
いけなくて
そのためには
儲けなくてはいけなくて
そのためには
目立つ色や看板を使って
少しでも消費者の目に
留まらなくてはいけなくて、
となるのだろうけど、
消費者だって
そんなにバカじゃない。
     
しょっちゅう目にするものが
いいとは限らない。
目立つもの、メジャーなものが
いいとも限らない。
インパクトがあるものが
いいとも限らない。
そんなことは
もう消費者の皆、解っている筈。
    
今、観光地に
行ったとしても
デカくてハデ〜な
看板掲げているお店は
うさんくさく思うでしょう。
逆に、あまりハデな
看板は掲げてないけど
隠れた名店を
口コミの情報なんかを調べて
一生懸命探すでしょう。
    
それと同じだと思う。
目立つ企業=
良い企業ではない。
こんなことも
皆解っている筈だ。
     
だから、店の色に
目立つ強い色=原色
を使うのは意味がない。
ということは、
そもそも、
その看板の元となる
コーポレートカラーに
原色を使うのも意味がない。
    
それよりは、少しでも
街の景観を調和的に美しくする
一助になってくれた方が
消費者、特にそこに住まう人
にとっては有り難い。
今の時代、原色使用で
街の風景を壊しているのは
ほとんどが企業絡みで
その基がほとんど原色の
コーポレートカラーを
設定している事にあるから、
その
「コーポレートカラー=原色」の
常識を変える事が、
常識が変わる事が
もっとも望ましい事だ。
       
そもそも、信号や標識の
色の彩度を超えるような
またはそれらと同じ彩度の色を
看板などに使用する事自体が
ありえない!
この感覚の鈍感さ自体、
景観における
後進国たるゆえんだ。(=日本)
    
もう、コーポレートカラーに
原色は使うな。
即刻、変えてもらいたい。
     
だいたい
企業色を設定した所で
いろいろな事に対して
神経を使わなければ
その企業は成功する筈もない。
だから強い色を
設定しても意味がない。
そのくらい
もうわかってもらいたい。
     
「コーポレートカラーは
 街の色との調和を
 考えて作りました」
という企業の方が、
これから
消費者の皆に良い
イメージを持たれは
しないだろうか。
「地球の事を考えます」
という企業があるが、
「その前に
 景観との調和考えようよ」と、
よく私は思うのだ。
     
そのコーポレートマーク、カラーは
まずはデザインだけを考えた方が
いいかもしれない。
はっきり
この図形はこの会社である、
とわかるような
デザインをまず考える。
     
そうしたら、あとは
その街の景観条例も
いま結構あるから
その景観条例の色彩に
適した色彩を使い
店などの商号にすれば
良いのではないだろうか。
    
「どうしても色が欲しい」
「この会社にはこの色、
 という色が欲しい」
というのであれば、
これからは
自然景観に調和する色を
選ぶべきだと思う。
信号ほどの高い彩度、
原色はもちろん避けよう。
そして
自然の色、
木の焦げ茶、
常緑樹の葉の深緑、
土の茶、
海の藍色といった、
比較的動かぬ自然の色、
またはそれに調和する色で
低い彩度の色を
チョイスしたらどうだろうか。
    
その色は、
日本の伝統色を
参考にするべきだと思う。
だって日本の企業でしょ。
なんで日本の色にしないの?
と思う。
日本の伝統色には、
彩度の高い原色のような色も
あるにはあるが
ほとんどが
あいまいな中間色で、
彩度も抑えられ
自然景観に調和する。
そしてどの色相の色も
明度、彩度においても幅広い。
    
今、和、が見直されているから
「我が社のコーポレートカラーは
 “青磁色”です!」
(せいじいろ)
なんて会社が
あってもいいし、
その方が
これからの時代
「渋くて」
「カッコイイ」
かもしれない。
例えば
「曙色(あけぼのいろ)」を
コーポレートカラーにすれば
その「曙(あけぼの)」
という言葉からも
縁起が良く、社運も
向上するかもしれないし
良いかも知れない。
日本の伝統色には
色名もいろいろあるから
「縁起の良い」ものも多い。
    
これからの
コーポレートカラー、
いや
「企業色」は
調和的で、美しく、
繊細で、縁起の良い、
「和の色」っしょ!!