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取り戻そう日本の美しさを

日本の美、日本の景観、日本人のこころ、日本らしさについて考えるブログです。

建造物監視官を設置して、日本で建造物や屋外広告物が設置される前に必ずその鑑定士にチェックしてもらう体制にすべき

景観は環境!

建造物鑑定士を設置して

日本で建造物や屋外広告物が

設置される前に必ず

その鑑定士に

チェックしてもらう

体制にすべき、の話。

 

フランスに

「建造物監視官」

なる職業が存在する。

 

なんでもフランスでは

歴史的建造物の

周囲500mに新たに

建造物を建てる場合、

その外観が

歴史的建造物に相応しい

外観であるかどうかを

必ずこの

「建造物監視官」に

判断を仰がなければ

ならないという。

 

おっと、

私はこのブログでいつも

「日本は欧米ではない!!

 欧米の真似は金輪際・・・」

などと述べているので

これでは欧米の真似じゃん

と思われてしまうだろう。

今回に関しては仕方がない。

 

とりあえず話を続ける。

この建造物監視官の

権限は強く、

新たに予定される建物が

歴史的建造物に

相応しくない外観の場合

「拘束的意見」を述べ

外観を変更させたり

建設禁止を命じたり

する事ができる。

その権限は

実際に建設を許可する市長が

従わなければならない

というもので強いものだ。

この強い権限を有す監視官の

お陰でフランスの特に

歴史的建造物の周囲の景観が

美しく保たれているといっても

過言ではないようだ。

 

この監視官は必ず

建築士の資格を持って

いなければならず

(建築科卒必須)

狭き門なのだそう。

 

日本にも

景観アドバイザー

という役職があるが

参考的意見でしかなく

ここまでの、特に

建造物建設禁止といった

権限はないようだ。

 

フランスの景観と

日本の景観は違う。

現状がまず違う。

それだけでなく

フランスが目指す景観、

そして

日本が目指す景観も

全く違う。

だからこの

建造物監視官なるものの

設置制度も

フランスのものを

そのまま日本にも

持ってくるべきとは

全く思わない。

 

しかし日本において

建造物を建てる際

耐震性などの強度以外にも

(日本は地震国なので

 耐震性が重視されるのは

 勿論なのだが)

「見え」

「景観」

に関する監視体制は

現状よりもっと厳しく

すべきだと思う。

その意味でこの

強い権限を持つ

「建造物監視官」の

存在は日本にも必須だと

少なくとも私は思う。

 

建築科卒か

景観デザイン専攻学科卒

を必須条件として

国家試験を設けて

国家資格の制度に

したら良いと思う。

 

この監視官の監視対象は

フランスでは

歴史的建造物の周囲

との事なので、日本で

これを適用するとすれば

世界遺産」や

重要伝統的建造物群保存地区

の周囲になるだろうか。

 

既に

重要伝統的建造物群保存地区

の周囲では今では

景観整備が進んでいるとは

思うけれども、改めて

きちんと国家資格の

制度化を望みたい。

 

日本を「観光立国」に

したいのなら尚更

必須だと思うよ〜〜。

 

個人的意見だが、

私はこの「建造物監視官」は

日本全国を監視対象に

すべきだと思っている。

 

今の日本、

世界遺産や重伝建は

まだいいのだけど

それ以外の

なんでもない

幹線道路沿いや

都市圏の市街地が

本当に酷い事になっている。

 

よくマスタープランで

この市街地区は

賑わいを演出するため

色彩的にもカラフルな、

みたいな方向で

まちづくりが行われて

いたりするのだが

蓋開けるとただの

景観破壊になりがちだ。

各々の建物の形状は奇抜、

バラバラな上に

色も色々な原色が氾濫し

もはや収拾のつかない

体たらくとなる。

 

カラフルではなく

むしろ「抑える」

形にしても「整える」

べきなのに。

 

こういう現状日本の街区こそ

「建造物監視官」が

活躍するべきだと思う。

 

個人的意見で

もっと言うと、私は

日本の街並みは

江戸時代に戻っても良い

ぐらいに思っているのだ。

 

なんか歴史の授業では

明治を「文明開化」

とかいって、華々しく

持ち上げられるのに対し、

その前の江戸時代を

厳格な身分制度などがあったり

「未開」「遅れている」

といったイメージで

語られがちなのだが

江戸時代に日本を訪れた

外国人が日本を

「美しい風景」と

讃えているのは

著しく見過ごされている。

 

建物の建造に関しては

個人の家を作るにしても

棟梁が一任し

棟梁が街の周囲景観に関しても

責任を持って

整えていたので、というか

調和する建物しか

新たに建てなかったので総じて

江戸の街並みは美しかった。

 

日本らしい美しい街を

日本に取り戻すならば

江戸時代に戻った方が良い。

私はそう思っている。

 

大都市圏は

高層ビル群が手に負えない

所まで乱立しているので

すぐには無理だろうが、

地方の比較的低層の

建物が並ぶ都市ならば

その気になれば

比較的実現も早いだろうと

思われる。

50年先ぐらいを目処に

計画していけば

結構実現できるのでは

ないのかなと思う。

 

現状高層ビルが乱立する

大都市圏においても

これからは

人口減少に転じるわけだから

ぶっちゃけタワマンなんて

需要が無くなると思う。

そして東京でさえ

だんだん建物が

低層になっていって

農地さえ復活するのではないか

と私は考える。

その前に増えるのはまず

駐車場だろうけど。

 

私は思う。

日本は日本らしい街並みを

これから整えるべきだと。

 

中華街や、

オランダをテーマにした

街づくりの特区などを

国土の1%ぐらいは

許可していくとしても

日本の国土の残りは

ほとんど「日本風」「和風」の

都市景観、街づくりで

あるべきだと思っている。

 

街の基本的景観は

江戸の町のようにしたら

良いと思う。

ぶっちゃけ江戸の復元。

 

勿論インフラは今の方が

進んでいるのでそこは

現状維持か未来志向。

 

今の日本みたいに

地方都市まで

ガイキチみたいに

ダン建築の乱立には

金輪際なって欲しくない。

 

そこで。

「建造物監視官」の話に戻る。

日本において

「建造物監視官」を

設置するならば

特に日本建築や寺社建築に

明るい建築士

景観デザイン専攻の人が

その役職に就いてもらいたい。

つまり国家試験も

日本建築や寺社建築、

江戸の街並みや商店建築

などの内容が盛り込まれ

きちんと日本建築や

寺社建築を学校で専攻した

人にしか受からないような

ものにする。

 

江戸の街並みだけではない。

日本には(他の国も勿論)

町だけでなく村や里山だって

存在する。

 

里山などの自然景観形成に

明るい監視官も必要だ。

 

また現在だけでなく

この先暫くは

大都市圏は相変わらず

ダン建築の街で

あり続けるだろうから

ダン建築の街区専門の

監視官も必要だ。

この監視官に

求められるのはいかに

「モダン建築街区の中にも

 日本らしさを出すか」

である。

日本らしいモダン建築の

市街地を考える必要がある。

 

この建造物監視官、

日本では各都道府県と

各市町村に1人は

欲しい所だ。

 

また

「屋外広告物専門」の

監視官も必要だ。

屋外広告物を掲げる際、

必ずこの監視官がチェック。

サイズ、そして内容。

内容はその色彩の特に彩度。

標識に匹敵するような

彩度のものは即撥ねられる。

字体にしてもチェックが入り、

「日本らしくない」ものは

撥ねられる仕組みにする。

この監視官も

各市町村に1人は欲しい。

 

こういった監視官制度が

日本にも確立されれば

もう日本には

例えばロードサイド、

幹線道路沿いの

アメリカ劣化版みたいな

どこの国か分からないような

しかも荒廃した景観や、

自然が綺麗なのに

それを阻害する野立て看板

ガソリンスタンドやコンビニ、

ネオンが目障りなパチ屋

どこの国か分からない

しかも老朽化した

アーケードなるものに囲まれ

どの店もどの店とも調和しない

ものばかり並ぶ旧態然の商店街、

主張ばかり強い郊外の

大型ショッピングセンター、

大型量販店、

どこの宇宙基地だよと

ツッコミたくなるような

奇抜を極めた文化会館や

美術館や博物館、駅舎、

市役所、市庁舎、

こんなおよそ日本らしさから

かけ離れている建造物は

100年後には日本には

存在しなくなるだろう。